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令和4年度  学校評価 (施設関係者評価)

1.本園の教育目標

  • 健康で安全な生活ができる子どもに教育する。
  • 自主的で豊かな創造性を養うために、様々な試みを取り入れ、社会の変化に伴い新しい時代の教育をめざす。
  • 多様な教育活動を通じて集団生活に適応できるよう指導する。
  • 教育活動には幼稚園と家庭が一体となってあたる。

2.本年度重点的に取り組む目標・計画

「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領」に基づき、子ども一人ひとりの特性を踏まえて保育活動を展開する。保護者のニーズ、本園の担う役割を知り、教育目標達成に向け取り組みを進める。コロナ禍の中で、一人ひとりの子どもが安全意識を高めながら園生活を送ることができるようにする。

3. 評価項目の達成及び取り組み状況

評価項目取り組み状況
一人一人の成長を支援し援助するため、全教職員が共通理解を持ち関わる 全教職員が園児一人ひとりに対して共通理解を深めるために、日常的に支援や援助の方法を確認するために、日々のミーティングを活用している。また、同様に定期的に子どもの状況について情報交換やその方策について協議してきた。
身体を進んで動かし、楽しんで健康な心と体づくりに努める

専門講師を招聘し体操指導を取り入れ、年間計画を作成し体つくりを行った。同様に年間を通じてリトミックを取り入れ体幹を鍛える場を設定した。

外遊びの時間は各学級単位での時間を確保し、一人ひとりが思いっきり駆け回れる空間を用意することができた。様々な種類の遊具で走ったりとんだりと友だちと協力しながら楽しんで遊ぶ姿が見られた。また、感染症予防の習慣も身についてきた。

ことば・文字にふれる機会を増やし、表現力を伸ばす年少初期から積極的に絵本や紙芝居などの読み聞かせの機会を増やし、言葉集めなど語彙を増やす取り組みも行った。その結果、聞く態度もよくなり理解力も身についてきた。文字を書く練習は一人ひとりの習熟に合わせて指導することで、集中して取り組む子どもが増えてきた。
規則正しい生活習慣を身につける

挨拶については、昨年同様に園生活の場や登降園時に保護者と子どもに声かけをかかさず行ってきた。学級の保育でも、日々挨拶が習慣になるよう声掛けを行ってきた。日々の幼稚園生活が、規則正しいリズムで過ごせるよう保育内容を工夫してきた。

感染症対策を指導することにより、一人ひとりが自分の体に関心を持ち、健康意識を持つようになってきている。

行事等を通して、達成感や成就感が持て、その過程においては協同性や自立心を養う運動会・遠足・お遊戯会などの行事は、感染症予防を念頭に置き、一人一人が協力しみんなで作り上げる喜び、楽しさ、達成感を育成する。また、子どもの満足感・充実感のある活動になるよう題材を考え、工夫して行った。一つ一つの行事の中で子どもが活躍できる場を意図的に設定し実践した。
園での子どもの様子を保護者と共有する毎月のしおり、学年だより、HPを通して活動内容や保育・教育の様子を知らせた。場合によっては動画編集、掲載などを行ってきた。保護者への情報発信として「子育てのWA!」を毎月作成し配付した。内容は子育てに関し応援できるものとして「子どもとの触れ合い」や「絵本コーナー」、「食育に関連したもの」を提供してきた。
英語活動を通して、国際感覚を養うとともにコミュニケーション能力を高める。

専門講師による英語指導は、身体表現やゲームを取り入れ楽しく英語を学ぶ機会となった。また、会話力を重視した指導で、卒園時には、少しではあるが簡単な質問に答えることができるようになってきた。

4.総合的な評価結果

年度末に子どもの様子、幼稚園の教育、家庭での様子という観点から、保護者アンケートを実施した。そのことにより園や子どもに対する保護者の思いや考えがより明確になった。

その集計結果を教職員間で共有し、教育目標の達成状況の把握と整理を行い、そのまとめを全保護者対象に公表した(自己評価)。明確になった課題等について、令和5年度の保育・教育実践に生かしていく。

また、幼稚園型認定こども園として保育や教育の両面についても、さらに経験別・課題別の研修等により力をつけ、日々の実践に生かしていくことが重要と考えた。 ページトップへ戻る

5. 今後取り組む課題

    課題                         具体的な取り組み方法
研修の充実と教師間の協力連携                   
教育・保育の質及び職員の資質向上のために、行政機関や幼稚園連盟等の研修会には全教職員が積極的に参加し、日々の保育・教育の実践に生かしていく。研修で得た成果については、全職員が共通理解し積極的に取り入れていく。取り組みは、一つのクラスだけではなく、全園児に対し率先して行う。
安全管理・安全指導 大切な命を守るために、検温・手洗い・消毒等感染予防対策を徹底する。月に1度の安全点検日を設定し、各所を点検する。また、外遊びや日常の園生活において、想定される身の回りの危険について、危機管理意識を持って対処する。学期ごとの避難訓練や交通安全指導を実施する。

園の送迎バスの置き去り事故などが起こらないように、日々点検と確認を重視するシステムにより、さらに安全確認を徹底する。

行事の精選と創造学年ごとの発達段階を踏まえ、1年間の四季折々の季節感を味わい、園生活に変化や潤いを感じさせる行事を精選し創造する。子どもたちが充実感や達成感・成就感を持てるよう、また、感染症対策を講じながら、全学年が一堂に会して実践していけるよう実施方法を工夫する。

6. 学校(施設)関係者の評価

保護者のアンケート結果を用いて改善していこうとする姿勢は評価できる。

ほとんどの質問項目の回答は90%台後半が多く、園運営に関し保護者の理解と協力を得ていることがうかがわれる。ただし、「食べ物の好き嫌いは少ない」の質問については、昨年度に続き「少なくはない」という回答が多い。幼稚園情報誌「子育てのWA!」にも食に関することが掲載されていて、保護者への啓発にはつながっているが、今後も様々な機関や手立てを考え食べ物に対する意識等を家庭と連携しながら変えていく必要がある。

今年もコロナ禍の中で様々な制限を受けることもあり、子どもの活動や保育の様子を見る機会が減少している。それを補う意味でHPでは写真の羅列だけではなく「動画編集」等の取り組みは評価できる。しかし、子どもの様子の見せ方については、保護者の意見等にも記載があるようにあらゆる媒体を研究し、保護者が見やすくわかりやすいインスタグラム等、多方面からの検討と実践が必要と考える。今後は、さらに方法を創意工夫し、HP等は日々更新をしていくことが大事である。

正課のリトミック・体操・英語の指導は、アンケートやHPからも楽しんでいる様子がうかがわれ、子どもの創造力・表現力、国際感覚や強い心や体つくりの育成につながっていると考える。

送迎バスの安全「バスの置き去り等」が起きない工夫等安心できるシステムを構築し実施していることは評価できる。さらに、いろんな場面を想定して他の方法も検討し、何重にも安全対策を考えて実践していくこともお願いしたい。

「評価項目の達成および取り組み状況」や「今後、取り組む課題」については、日ごろの活動や計画に対してのべているが、保護者アンケートからの観点も入れる必要がある。課題解決には家庭と連携して子どもを育んでいくことの視点が重要である。連携を行う上で子どもの様子・園の方針がよく理解されることが必要であり、広報活動などのより一層の工夫が重要である。